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釜石中学校でキャリア授業の実施に協力しました!

ご無沙汰しております。事務局の山岡です。

 2月5日(月)に釜石中学校でキャリア授業を実施しました。コンパス事務局では昨年度に引き続き講師の紹介など準備のサポートをいたしました。

今回は1年生83名が対象で、以下6名の講師の方々にご参加いただきました。

青木 健一さん(株式会社青紀土木)

富田 広和さん(なにわや)

小堀 葵さん(イオンタウン株式会社)

菅本 直希さん(イオンタウン株式会社)

大場 理幹さん(NPO法人おおつちのあそび代表)

菊池 和也さん(釜石市役所税務課)

 建設業、飲食店、小売業、猟師&研究者、公務員と多種多様な職業の方々が集まっていただきました。当日私はサポート役として講座を見学しましたが、講師の皆さんの話を聞く中で、仕事の内容が多様なのはもちろんのこと、働き方や仕事への向き合い方も人それぞれであると感じました。例えば、青木さんは、災害時の復旧工事を担う建設会社の社長として、まずは従業員を第一に考えて仕事をしているそうです。なぜなら人材を大切にすることで、いざというときに地域に貢献できるからです。仕事とは、自分や家族のためだけにあるのではなく、その会社で働く従業員、さらには地域社会に対しても大きな影響を与えるものだという心持ちは、とても責任感のある働き方のように思います。

大場さんの講義では、「そもそも仕事って何?」という問いから出発して、「自分がやりたいこと」と社会から「やってほしいこと」の重なる部分が大事という話がありました。仕事とは、嫌なことや退屈なことをして対価をもらうことではなく、他方、単に好きなことをやっていれば仕事になるわけでもないので、自分で試行錯誤しながら選択することなのだ、というお話しでした。

生徒たちは、大人たちの仕事への姿勢や熱意を、どのように感じたのでしょうか。もしかしたら、まだピンとこないかもしれませんが、今回の経験がいつか進路や人生を考えるときに役に立ってほしいですね。

また講師の皆さんが講義の中に面白い工夫をたくさん取り入れてくれたおかげで、生徒たちがとても楽しそうに講座を受けている姿が印象的でした。今回は1年生が対象でしたが、2年生になると職業体験があるそうです。これから少しずつ働くことのリアリティをつかんで行ってほしいと思います。