釜石コンパスについて

ABOUT

釜石コンパスの取り組み

釜石コンパスは釜石の高校生が「自分の意志で将来・進路を考え、行動していく」ことを目指して2つの取り組みを進めています。

1.多様な可能性を知り未来の地図を描く「釜石コンパス」

釜石コンパスは高校生が人生のセンパイから生き方・働き方について学ぶプログラムです。
講師との対話を通じて多様な経験や価値観を知り、感じたことや疑問に思ったことを伝え、進路や将来について考えを深め、自分なりの一歩を踏み出すきっかけを提供していきます。

2.高校生が地域と関わり学びあうためのコーディネート

地域のボランティア活動の情報提供や関係団体とのコーディネートを行い、高校生が地域で活動するアシストをしています。

釜石コンパスが目指すこと

学校生活と両立し、社会を知る・関わる、多様な視点を身につける機会を地域協働で創りだす。それが釜石コンパスです。

高校生が自分の意志で将来・進路を考え、行動につなげられるように

釜石は日本の近代製鐵発祥の地として、三陸漁業の中心港として発展しましたが、製鐵所の高炉休止などによって、急激な人口減少、少子高齢化を経験し、現在は高校も4校から2校に統合されています。また、他の地方都市と同じく釜石も仕事や生き方の選択肢は多くはなく、情報に触れることも容易ではありません。

一方で、釜石は東日本大震災からの復興プロセスを通じ、多くの「つながり」を得られました。

この「つながり」を生かし、地域内外の社会人との交流や地域活動を実践する機会を通じて、高校生の進路・将来選択のイメージや意識を醸成し、主体的に学び、行動するためのきっかけを創出しています。

高校生との対話は大人にとっても深い学びの機会となり、「Kamaishiコンパス」は子どもと大人が地域で学びあうためのエコシステムを目指しています。

行政・地域の大人
支援で関わっている大人
ニーズや課題
  • 地域を知ってほしい
  • 経験やスキルを活かしたい
  • 若者の考えを知りたい
高校生
ニーズや課題
  • 地域のことや社会のことを知りたい
  • 学校や家族以外からも情報を得たい
  • 授業や部活動で忙しい
学校・先生
ニーズや課題
  • 地域と接続した学びの機会を作りたい
  • 地域外のつながりが少ない
  • 授業や部活動で忙しい

高校生のためのキャリアデザイン

釜石コンパス

「学校生活と両立」し「社会を知る・関わる」「多様な視点を身につける」機会を「地域協働で創りだす」

釜石コンパスが培う社会で生きていくための力

釜石コンパスでは、社会で生きていくための力を8つに分類しています。
どの力をどのように培ってきたか、高校生がこれからどうやったら培っていくことができるかをアドバイスしています。

チームワーク
チームの中で役割を果たすこと
論理的思考力
ものごとを整理・分析して考えること
創造力
新しいものをつくりだすこと
行動力
目的のために積極的に動くこと
コミュニケーション力
意思疎通を上手に図ること
多様性理解
さまざまな違いを尊重して受け入れること
地域・社会への関わり
地域・社会をよくすること
世界との関わり
世界の中で活躍すること