釜石は日本の近代製鐵発祥の地として、三陸漁業の中心港として発展しましたが、製鐵所の高炉休止などによって、急激な人口減少、少子高齢化を経験し、現在は高校も4校から2校に統合されています。また、他の地方都市と同じく釜石も仕事や生き方の選択肢は多くはなく、情報に触れることも容易ではありません。
一方で、釜石は東日本大震災からの復興プロセスを通じ、多くの「つながり」を得られました。
この「つながり」を生かし、地域内外の社会人との交流や地域活動を実践する機会を通じて、高校生の進路・将来選択のイメージや意識を醸成し、主体的に学び、行動するためのきっかけを創出しています。
高校生との対話は大人にとっても深い学びの機会となり、「Kamaishiコンパス」は子どもと大人が地域で学びあうためのエコシステムを目指しています。