日々の活動記録

BLOG

【コーディネーター活動報告】釜石高校で語学交流イベントを開催しました!

みなさん、こんにちは!事務局&コーディネーターの山岡です!

7月24日(月)に釜石高校で語学交流イベント「1日体験留学」を行いました!

このイベントでは、4名のアメリカ人講師をお迎えして、それぞれの出身地を紹介していただいて、そのあと少人数に分かれてフリートークを行いました。

普段、生徒たちは授業以外で英語を使う機会はめったにないようで、最初は緊張のためか少し硬い雰囲気でしたが、講師の方々による巧みな英語のプレゼンを聞いて、アメリカの文化に大変興味を持ったようで、そのあとの質問タイムでは、「アメリカでの日本のイメージは?」「日本食で一番好きなものは?」など、いろいろな質問が飛び交いました。

釜石市の国際交流員のナターシャさんは、アリゾナの自然環境(夏は摂氏47度になるそうです、、)や日本では見られない珍しい動植物、郷土料理を説明してくれました。

釜石高校ALT(英語補助教員)のセラさんは、彼女の出身地(コロラド州)で毎年開催されているユニークなお祭り「コフィン・レース(棺桶レース)」を紹介してくれました。日本のお盆やハロウィンとも毛色が違う、楽しそうなお祭りですが、その起源に恐ろしい逸話があったそうで、生徒たちは興味津々でした。

大船渡市から参加してくださったマーリーさんとセドナさんは、アメリカの各地域の紹介や

日本とアメリカの学校生活の違いなどを説明してくれました。セドナさんが通っていたロサンゼルスの高校は、とても大規模で、数千人もの学生が通う「街」のような学校だったそうです。

今回参加してくれた24人の生徒は、全員1年生で、英語力はまだまだこれからでしたが、なんとか自分の思いを伝えようと努力する姿が印象的でした。

生徒たちの感想では、「緊張してうまく話せなかった。」「すべては理解できなかったけどジェスチャーを使えば、ある程度コミュニケーションがとれることがわかった。」「アメリカではサラリーマンとは言わず、ビジネスマンということに驚いた。」「日本の折り紙を紹介することができてよかった。」「次はもっと積極的に話せるようになりたい!」

などなど、課題を見つけつつ、貴重な体験になったようです。

最後に講師の方から留学をしてみたい人は?聞かれると、多くの生徒が手をあげてくれました。これからも積極的に交流イベントに参加して、釜石という小さな街から、世界に向けて広い視野を持って学んでいってほしいですね!

さて、ところ変わって個人的な話ではありますが、私、山岡は、4月に着任してから今月で4ヶ月が経過しました。東京と釜石の違いに驚きつつ、なんとか仕事や生活に慣れてきたように思います。

東京生まれ東京育ちの私にとって、釜石はすべてがコンパクトです。実際に、東京都市圏は約3000万人住んでいるのに対して、釜石の人口は約3万人ですから、単純計算で1000分の1の街になるわけです。人が少ない一方で、市民の〈横のつながり〉が印象的です。
東京は多様な人々がいて、ひとつの分野に深く関わることができますが、ある分野から別の分野につながることは滅多にありません。それに対して釜石では、一つの出会いから次々と知り合いや友達につながっていく、連鎖反応のような〈横のつながり〉があるように感じています。たとえば一つのイベントに参加すると、予想していなかった人に偶然出くわし、そこからまた新しいつながりになることが何度かありました。コーディネーターという恵まれた立場やこのような<横のつながり>をいかしていきたいと思います!

最後に、ひとつ、釜石に来て感じたことをお伝えしたいです。それは「空気の良さ」です。東京にいる頃、風の強い日はほこりっぽく、心地よい空気ではありませんでした。海と山に囲まれた釜石では、海からの潮風と山からの風は、新鮮で、さわやかな感じがします。釜石にずっといる人は気づかないかもしれませんが、都会にはない、自然の豊かさの証ではないでしょうか。

梅雨明けから暑い日が増えてきましたが、なるべく海沿いの涼しい所で過ごしたいですね。それでは!