釜石高校でKamaishiコンパスを実施しました!
こんにちは!事務局の山岡です。
11月22日(金)に釜石高校で、Kamaishiコンパスを実施しました!
今回は、1年生が対象で、1年生にとっては最初のコンパスです。
以下、12組の方々に参加していただきました。
・小山 雅也さん(オヤマ)
・片岡 慎さん(日本電信電話)
・鎌田 諒さん(東日本電信電話)
・葛巻 舞香さん(フリーランス)
・熊谷 雅史さん(日本製鉄)
・佐々木 里桜さん(釜石市役所)
・鈴木 磨さん(自衛隊)
・大釋 瞬さん(中田薬局)
・田中 直さん(pilates studio Shion)
・林田 健さん(三井農林)
・マクラウド ギャリーさん・田母神 アラン 正喜さん(筑波大学)
・小島 駿さん・小野田 亮さん・青木 健治さん(UBSグループ)
今回の講座では、生徒達との距離を縮めるため、各々の仕事にまつわるアクティビティを講座内に準備してくださった講師の方がたくさんいらっしゃいました。
以下、私が印象に残った一部の講座をご紹介します。
三井農林の林田さんは、自社の紅茶製品のおいしい飲み方(社内秘密!?)を伝授してくれました。温かい紅茶と共に、お話しの中では、人生で迷ったら「心が温かくなるほうを選ぶ」という言葉が印象的でした。
また大槌でピラティスを営む田中さんの講座では、椅子を使ってピラティスを体験しました。簡単そうに見えて結構きつそうでした(笑)。体だけでなく、心を整えるためも、ピラティスは効果的であるということを、ご自身の経験をもとにお話ししていただきました。
その他、私が印象に残ったのは、釜石市役所の佐々木里桜さんの講座です。釜石高校卒業後、「地域に関わる仕事がしたい」と考え、市役所に就職した里桜さんですが、入庁当初は、何倍も社会経験がある先輩たちを前に、「迷惑をかけてはいけない」とプレッシャーを感じていたそうです。そんなとき、ある先輩から「完璧を求めなくていいよ、立派な大人に見えても間違えることがあるから、一人で抱え込まずに、いっぱいコミュニケーションをとろう」と言われたことで、気持ちが楽になったそうです。
受講した生徒の感想では、「市役所のイメージが変わりました。」「私も進路選択で悩んでいますが、お話を聞いてとても参考になりました。」といった声がありました。
数年前まで高校生側だった里桜さんが、社会人としてお話ししてくれたことで、生徒たちは「学生」と「社会人」の違いをよりリアルに感じることができたのではないでしょうか。
今回、生徒の皆さんは、どの講座も大変真剣に耳を傾けているように見えました。1対1セッションはありませんでしたが、講義後に質問するなど、活発に対話していました。
生徒たちは大人たちの思い思いの言葉から、何を受け取ったのでしょうか。12月には文理選択があります。おそらくこれからも迷いがなくなることはないでしょう。しかし、大人たちも迷いながらも生きてきたんだと知ることで、彼らが最初の一歩を踏み出す力になってくれればと思います。