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釜石中学校で釜石コンパスを実施しました

開催からあっという間に1か月経ってしまいましたが…2月10日、釜石中学校で釜石コンパスを実施しました。

通常、釜石コンパスは高校生対象のプログラムですが、今回、新型コロナウイルスの影響で、職場見学などの社会人との交流の機会を持つことが難しかった状況の中で、釜石中学校の先生からご相談をいただきました。今回は、釜石市内で働く8名の社会人の皆さんにご協力いただき、7つの講座を開きました。

実は、釜石中学校でのコンパス開催は昨年に続き2回目。昨年に引き続きコンパス2回目の3年生と、初コンパスの1年生が対象でした。高校でのコンパスも含め、1度に複数の学年を対象に実施(各学年1講座ずつ)するのは初めてだったので、事務局メンバーも「どんな感じになるかな…?」と、期待と少しの不安と入り混じったスタートでした。

……が、そんな心配は不要でした!講師のみなさんが、投影スライドや小道具など、色々な工夫を凝らした準備をしてくださったり、先生方がさりげなくサポートしてくださったりして、最初は緊張して口数の少なかった中学生たちも、徐々に講師のみなさんに質問を投げかけたり、対話の中で自分のアイデアを積極的に発信する姿もたくさん見られました。

「地元に根付いている企業について知ることができた」
「将来就きたい仕事はいろいろな経験をしてから見つけようと思った」
「釜石の魅力を作っているのは釜石の人だけではないと知った。自分も釜石の魅力を発信していきたい」
など、講師のみなさんとの対話から、中学生たちはたくさんのことを感じ、学んでいました。

また、高校受験を経て釜石市内の高校に進学予定の3年生からは、「高校に入ったら、また会えますか?」「高校でのコンパスも楽しみ」という会話もあったとか。とてもとても、うれしい言葉です。

新型コロナウイルスの影響で、様々な行事が中止や規模縮小をせざるを得ない環境の中、学生たちの学びの機会損失も懸念されています。今まで当たり前のようにやってきた、「大人数」「直接対面」での取り組みは、今では難しいですが、オンラインなどのツールの活用や柔軟な発想で、協力者のみなさんと一緒に学びの機会をつくっていきます。

文:事務局ひたち